10月なのに日中は汗ばむのに、朝晩は肌寒い。クローゼットの前で、半袖とニットのどちらを出すか迷っていませんか?🍂

2026年10月1日、東京では最高気温30.0℃を観測し、10月に入っても真夏日になりました。気象庁が同じ日に発表した1か月予報では、10月3日から11月2日までの東日本の気温は「高い」確率が50%。今年の10月も、暑い日と涼しい日が入れ替わる「暑い秋」になりそうです。

この記事では、気象庁の平年値と2026年の予報をもとに、10月の服装を最高気温別に整理。気温だけでなく、湿度や日差しまで含めた3つの基準と、今季の新作アイテムを紹介します。気象データと価格は2026年10月5日時点の情報です。

10月の服装は「最高気温」で3段階に分ける

まずは、10月の気温の目安を押さえておきましょう。気象庁の旬ごとの平年値(東京、1991〜2020年)は次のとおりです。

  • 10月上旬:平均気温19.8℃、最高気温23.7℃、最低気温16.7℃
  • 10月中旬:平均気温18.1℃、最高気温22.1℃、最低気温15.0℃
  • 10月下旬:平均気温16.2℃、最高気温20.4℃、最低気温12.8℃

平年なら、10月の最高気温は20℃台前半。ただ、年によって大きくぶれるのが10月です。2026年は1日に30.0℃を観測したあと、2日から4日の最高気温は22〜23℃台でした。

そこでMARUMIE編集部では、その日の予報の最高気温で服装を3段階に分けることをおすすめします。

  • 25℃以上(夏日):半袖が主役。秋らしさは色と小物で足す
  • 20〜24℃:長袖の薄手トップス、または半袖+羽織り
  • 20℃未満:薄手のニットや長袖を主役に、朝晩用の羽織りを持つ
10月の服装を最高気温25℃以上・20〜24℃・20℃未満の3段階に分け、トップス・羽織り・素材・合わせる色をまとめた図
10月の服装を最高気温25℃以上・20〜24℃・20℃未満の3段階に分け、トップス・羽織り・素材・合わせる色をまとめた図
Image by: MARUMIE編集部

朝の気温だけを見て厚着をすると、昼に汗をかいて、夕方の風で冷える原因になります。服を決めるときは、最低気温ではなく最高気温を基準にして、朝晩は羽織りで調整するのが10月のコツです。

9月は平年より涼しかったが、夏日は多かった

気象庁の東京の月別データによると、2026年9月の東京の平均気温は22.7℃で、平年より0.6℃低くなりました。一方で、日別のデータでは、最高気温が25℃以上の夏日は16日ありました。

注目したいのは、平均気温だけでは「暑い日の多さ」が見えないこと。涼しい日と暑い日の差が大きいほど、服装選びは難しくなります。

10月の1か月予報は「高い」確率50%

気象庁の1か月予報(2026年10月1日発表)では、10月3日から11月2日までの東日本の平均気温は、低い10%・平年並40%・高い50%。夏日がまた来る可能性を考えて、半袖をすぐにしまわないでおくと安心です。

気温だけで決めない。湿度と日差しで体感は変わる

湿度が高い日は、気温より暑く感じやすい

環境省の暑さ指数(WBGT)の解説によると、屋外の暑さ指数は「湿球温度」「黒球温度」「乾球温度」の3つから計算され、気温(乾球温度)の比重は1割です。湿度や日差しが、体の感じる暑さに大きく関わっているということ。同じ25℃でも、雨上がりの蒸し暑い日は、からっと晴れた日より汗をかきやすくなります。

東京の10月の平年値では、平均湿度は上旬73%、中旬72%、下旬68%。上旬はまだ湿度が高めなので、汗を吸って乾きやすい素材を選ぶと快適に過ごせます。

10月の紫外線は「中程度」

気象庁のUVインデックスのデータでは、つくばの10月の日最大UVインデックスの月平均は、2015〜2025年で3.3〜3.8。区分は「中程度」で、日中の外出では日差しへの対策が必要な目安です。秋でも、帽子や日傘、長袖の薄手シャツは役に立ちます。

10月も熱中症に注意

2026年の熱中症警戒アラートの運用期間は、10月21日までです。暑い日は、えりもとをゆるめたり、ゆったりした服で風を通したりして、体に熱をこもらせない工夫をしましょう。体の感じ方には個人差があるので、無理をしないことが大切です。

MARUMIEの色彩視点:濃い秋色は「日なたで熱くなる」

秋らしい服というと、ブラウンやボルドー、ネイビーなどの濃い色を思い浮かべる人が多いはず。ただ、濃い色は日差しの熱を吸収しやすい色でもあります。

環境省の熱中症環境保健マニュアルでも、炎天下では黒色系の素材を避けることがすすめられています。服の色と温度を調べたIchinoseらの研究では、同じ素材のシャツを日なたに置くと、白と黒などの濃い色で表面温度に大きな差が出たと報告されています。

暑い日の秋色は「淡いトーン」から

そこで、暑い日は明度の高い淡いトーンの秋色を選ぶのがMARUMIE的な答え。日本流行色協会(JAFCA)が発表した2026/27年秋冬のレディスウェアカラーでも、淡く繊細なグレーやニュートラルカラー、ライトブルーのアクセントが挙げられています。

  • 25℃以上の日:グレージュ、ミルクティー、ライトブルーなど淡い色をトップスに
  • 20〜24℃の日:ブラウンやカーキはボトムスや羽織りに
  • 20℃未満の日:ボルドーやダークブラウンなど深い色をトップスにも

濃い色は、日が当たりにくい下半身やバッグ、靴などの小物から取り入れると、暑い日でも秋らしさを出せます。

MARUMIE的・暑い秋の服を選ぶ基準3つ

基準1:「重ねる」より「足し引き」できる組み合わせ

半袖トップスに薄手のシャツやカーディガンを1枚。暑い昼は脱いで、朝晩は羽織るだけで調整できます。重ね着の枚数を増やすより、すぐに脱いで持ち歩ける1枚を決めておくと、気温差に対応しやすくなります。

基準2:素材は「汗を吸う・乾く」をチェック

綿や麻などの天然繊維は汗を吸いやすく、ポリエステルなどの合成繊維は乾きやすいのが特徴です。上旬の湿度が高い時期は、吸汗速乾をうたうアイテムや、シアー素材のように風を通す素材が快適。洗濯表示や商品説明で素材を確かめてから選びましょう。

基準3:秋らしさは「色と小物」で先取りする

暑い日に無理にニットを着る必要はありません。ソックスやバッグ、アクセサリーを秋の色に変えるだけでも、季節感は十分に出せます。MARUMIE MAGAZINEで紹介したPAUL & JOEの秋冬ソックスのように、足元から秋に切り替えるのも1つの方法です。

暑い秋に使える2026年の新作

価格は2026年10月5日時点のブランドのプレスリリースの情報です。

フェリシモ「セカンドサマー服」

フェリシモは、夏のような暑さが続く秋に向けた「セカンドサマー服」を2026年8月31日に発表しました。接触冷感・UVカットのライトベロアカーディガン(月1枚 税込5,220円)や、吸汗速乾のラガーシャツワンピース(税込5,825円)など、暑い日でも秋の雰囲気を楽しめるアイテムがそろっています。

フェリシモ セカンドサマー服
フェリシモ セカンドサマー服
Image by: フェリシモ

洋服の青山「フロッキードットのケープ風ブラウス」

洋服の青山のブラウスは、ポリエステル100%のシフォン素材で5分袖。洗濯機で洗えて、税込5,489円です。カラーは黒と茶。透け感のある素材なので、濃い色でも重たく見えにくいのがポイントです。

洋服の青山 フロッキードットのケープ風ブラウス
洋服の青山 フロッキードットのケープ風ブラウス
Image by: 洋服の青山

Te chichi「2WAYオーバーシャツ」

Te chichiのチェック柄のオーバーシャツは、ボタンの留め方で着こなしを変えられ、羽織りとしても使える2WAY仕様。税込4,950円で、9月8日にEC、9月14日に店舗で発売されました。暑い昼は袖をまくり、朝晩は羽織りにする使い方ができます。

Te chichi チェック柄ブラウス
Te chichi チェック柄ブラウス
Image by: Te chichi

10月のうちに買い足すなら、秋冬まで着回せるアイテムを選ぶのがおすすめです。今季のトレンドと買う順番は、MARUMIE MAGAZINEの2026秋冬トレンドの記事で詳しく紹介しています。

知っておきたい秋の服の基礎知識

「夏日」「真夏日」の定義

気象庁の用語では、最高気温が25℃以上の日を夏日、30℃以上の日を真夏日と呼びます。天気予報で「夏日」と聞いたら、半袖の出番と考えておくと迷いません。

シアー素材は暑い秋の味方

シアー素材は、透け感のある薄い生地のこと。風を通しやすく、秋の色でも軽やかに見せられます。初秋のシアー素材のスタイリングは、Diagramの2026 Pre Autumnのビジュアルを紹介した記事も参考になります。日差しが強い日の対策は、UVプロテクションの記事もあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. 10月に半袖はおかしい?

A. おかしくありません。最高気温が25℃以上の夏日なら、半袖が快適です。気になる場合は、秋色の半袖を選んだり、羽織りを1枚持ったりすると季節感が出ます。

Q. 10月の羽織りは何がいい?

A. 薄手のシャツやカーディガンなど、脱いでバッグに入れられるものが便利です。朝晩と日中の気温差に合わせて、着たり脱いだりできるものを選びましょう。

Q. 暑い日に秋らしく見せるには?

A. 淡いトーンの秋色をトップスに使い、濃い色はボトムスや小物で取り入れるのがおすすめです。ソックスやバッグを秋の色にするだけでも季節感が出ます。

Q. ニットはいつから着ればいい?

A. 最高気温が20℃を下回る日が目安です。東京の平年値では、10月下旬の最高気温は20.4℃。20℃前後の日は、薄手のニットから始めると快適です。

まとめ:暑い秋は「最高気温・湿度・日差し」で服を決める

  • 10月の服装は、最高気温25℃以上・20〜24℃・20℃未満の3段階で考える
  • 湿度が高い日や日差しが強い日は、気温以上に暑く感じやすい
  • 秋色は淡いトーンや小物から取り入れて、濃い色は日が当たりにくい場所に

暑い日も肌寒い日も、羽織り1枚で調整しながら、10月のおしゃれを楽しんでください✨