チェキって種類が多すぎてどれがいいのか分からない……そんな人は多いはず📷
2026年は、チェキの入れ替わりが大きい年。4月にアナログの新定番「instax mini 13」が登場し、10月9日には手のひらサイズのカメラ「instax Pal 2」とワイドサイズのスマホプリンター「instax Link WIDE 2」が同時に発売されます。
この記事では、2026年10月5日時点で富士フイルム公式サイトに掲載されている現行機種から編集部が選んだ13機種を、撮り方の3タイプで整理。後継機が出たinstax mini 12や、受注を一時停止しているinstax SQUARE SQ1などは除いています。フィルムの大きさ、1枚あたりの価格、値上げや温度の注意点まで、公式情報をもとに解説します。
チェキ選びは「撮り方の3タイプ」から決める
チェキ(instax)は、見た目は似ていても、写真が1枚になるまでの流れが機種によって違います。MARUMIE編集部では、現行機種を次の3タイプに分けました。
- すぐ1枚タイプ(アナログ):シャッターを押すと、その場でフィルムが出てくる。撮り直しはできないぶん、1枚の特別感がいちばん強い
- 選んで刷るタイプ(ハイブリッド):撮った写真を本体の画面で確認し、気に入ったものだけをプリント。フィルターで色を変えることもできる
- スマホから刷るタイプ(プリンター・Pal):スマホや手のひらカメラで撮った写真を、あとからチェキのフィルムに印刷する

迷ったら「撮り直したいか」を自分に聞いてみてください。失敗も思い出にできるならアナログ、1枚ずつ厳選したいならハイブリッド、スマホに撮りためた写真を形にしたいならプリンターが向いています。
フィルムは3サイズ。1枚あたりの価格も比べておく
もう1つの大きな分かれ目が、フィルムの大きさです。チェキのフィルムは、富士フイルム公式の仕様で次の3種類。いずれも感度はISO800です。
- instax mini:フィルムサイズ86×54mm、画面サイズ62×46mm。名刺くらいの大きさで、手帳やスマホケースに入れやすい
- instax SQUARE:フィルムサイズ86×72mm、画面サイズ62×62mm。正方形で、SNSの投稿のような構図にしやすい
- instax WIDE:フィルムサイズ86×108mm、画面サイズ62×99mm。画面の面積はminiの約2倍で、大人数や風景に向く
注目したいのは、本体よりもフィルム代の方が長く続く出費になること。富士フイルム公式通販の税込価格(10枚入り、10月5日時点)は、instax miniが990円、instax SQUAREのホワイトが1,210円です。1枚あたりに直すと、miniは約99円、SQUAREは約121円。WIDEはさらに高く、たくさん撮る人ほどこの差が大きくなります。
2026年はフィルムと本体の値上げがあった
富士フイルムは2026年4月1日出荷分からinstaxフィルムの価格を改定し、出荷価格の改定率はminiで約22〜27%でした。さらに10月1日出荷分からは本体の価格も改定し、mini LiPlay、mini LiPlay+、mini Evo、mini Evo Cinema、WIDE Evoなどのハイブリッド機と、mini Link 3などのスマホプリンターが対象になっています。値上げ前に調べた価格の比較は、今の店頭価格とずれている可能性があります。
なお、富士フイルム公式の価格表では、チェキ本体とフィルムはどれも「オープン価格」です。決まった定価はないので、買う前に販売店の価格を確認しましょう。
MARUMIEの色彩視点:チェキの色は「いつ決まるか」で選ぶ
写真の色を整えるカラーグレーディングの考え方で見ると、3タイプの違いは「色が決まるタイミング」の違いです。
アナログは「撮った瞬間の光」が色を決める
アナログ機は、レンズを通った光がそのままフィルムに写ります。あとから色を変えられないので、窓辺のやわらかい光や夕方の斜めの光など、光そのものを選ぶのが撮り方のコツ。チェキのフィルムは約90秒で現像され、その時間は温度によって変わると公式の仕様でも説明されています。
ハイブリッドは「あとから色を選べる」
ハイブリッド機は、撮った写真をデータで残し、プリントする前に色を選べます。たとえばinstax mini Evoは、レンズエフェクト10種とフィルムエフェクト10種を組み合わせて100通りの撮り方が可能。カラーグレーディングでいう「ルック」を、本体のダイヤルで選ぶ感覚です。
スマホから刷るなら「スマホで色を整えてから」
スマホプリンターは、スマホの画面で見た色をフィルムに印刷します。ただし、光る画面と紙の写真では見え方が違うもの。明るさを少し上げ、彩度を控えめにしてから刷ると、イメージに近い仕上がりになりやすくなります。色の感じ方には個人差があるので、最初の1枚で確かめながら調整してください。
MARUMIE的・チェキを選ぶ基準3つ
基準1:撮り直したいかどうか
1枚の偶然を楽しむならアナログ、失敗をフィルムに残したくないならハイブリッドかプリンター。フィルム代は1枚ずつかかるので、撮り直しの多い人ほどハイブリッドやプリンターの方がむだを減らせます。
基準2:暗い場所で撮るかどうか
アナログ機は、暗い場所が得意な機種とそうでない機種があります。公式の仕様で明るさを自動で合わせられる範囲(露光調節の範囲)は、instax mini 13がLv5.0〜14.5、instax WIDE 400はLv10.5〜15。数字が小さいほど暗い場所に対応できるので、夜のカフェやライブハウスでもよく撮るなら、miniのアナログ機やハイブリッド機が安心です。
基準3:充電式か電池式か
アナログのinstax mini 13とinstax WIDE 400は単3形アルカリ乾電池、instax SQUARE SQ40はリチウム電池CR2を使います。ハイブリッド機とプリンターは内蔵の充電池で、USBで充電するタイプ。旅行先で電池を買い足せる気軽さを取るか、充電式の手軽さを取るかで選びましょう。
2026年版・注目のチェキ13機種をタイプ別に紹介
重さ・電源・発売日は、2026年10月5日時点の富士フイルム公式サイトとプレスリリースの情報です。
すぐ1枚タイプ(アナログ)
instax mini 13
instax mini 13は、2026年4月24日に発売された、アナログチェキの新しい定番。5色のパステルカラーで、2秒と10秒のセルフタイマー、明るさを自動で調整する機能、0.3〜0.5mの接写に対応しています。重さは327g(電池・ストラップ・フィルム別)で、電源は単3形アルカリ乾電池2本。初めての1台に選びやすい機種です。

instax mini 41
instax mini 41は、2025年4月17日発売のクラシックなデザインのアナログ機。明るさの自動調整と接写に対応し、重さは345gです。カメラらしい見た目が好きな人に。
instax mini 99
instax mini 99は、アナログ機の上位モデル。カラーエフェクト6種やビネット、二重露光などで、アナログのまま色や雰囲気を変えられます。2026年7月30日にはSILVERも登場しました。
instax SQUARE SQ40
instax SQUARE SQ40は、正方形のSQUAREフィルムを使うアナログ機。重さは453gで、電源はリチウム電池CR2を2本使います。同じSQUAREのアナログ機のinstax SQUARE SQ1は、2026年7月に受注の一時停止が告知されています。
instax WIDE 400
instax WIDE 400は、大きなWIDEフィルムを使うアナログ機。2024年7月19日に発売され、2026年4月24日にはJET BLACKが加わりました。重さは616g(電池等別)、電源は単3形アルカリ乾電池4本。旅行や集合写真に向いています。
選んで刷るタイプ(ハイブリッド)
instax mini LiPlay+
instax mini LiPlay+は、2025年11月7日発売。instaxで初めてセルフィーカメラを搭載し、自撮りもしやすくなりました。重さは約265gで、プリントは内蔵の充電池で約100枚が目安です。
instax mini Evo
instax mini Evoは、レンズとフィルムのエフェクトを組み合わせて100通りの撮り方ができるハイブリッド機。2025年11月7日には新色のGENTLE ROSEが発売されました。色で遊びたい人にぴったりです。
instax mini Evo Cinema
instax mini Evo Cinemaは、2026年1月30日発売。最大15秒の動画を撮り、QRコード付きのプリントにして残せます。時代ごとの雰囲気を選べるダイヤルは10種類で、それぞれ10段階に調整できます。

instax WIDE Evo
instax WIDE Evoは、2025年2月6日発売のWIDEフィルムのハイブリッド機。レンズ10種とフィルム10種のエフェクトに加え、効き具合を100段階で調整できます。大きなプリントで作品づくりをしたい人に。

スマホから刷るタイプ(プリンター・Pal)
instax Pal 2
instax Pal 2は、2026年10月9日発売の手のひらサイズのデジタルカメラ。約1000万画素で、天面のモニターとエフェクト30種を備えています。本体にはプリント機能がないため、チェキにするにはLinkシリーズなどのプリンターや、プリントできるハイブリッド機と組み合わせます。重さは約87gです。

instax mini Link 3
instax mini Link 3は、スマホの写真をminiフィルムに印刷するプリンター。重さは210gで、1枚のプリントは約15秒です。スマホプリンターを初めて使う人の基本の1台に。
instax mini Link+
instax mini Link+は、2026年1月30日発売のminiフィルムのプリンター。デザインプリントモードやPinterestとの連携など、写真を加工して刷る機能が充実しています。重さは240gです。
instax Link WIDE 2
instax Link WIDE 2は、2026年10月9日発売のWIDEフィルムのプリンター。専用アプリの新機能で複数の写真を自動でコラージュでき、1枚のプリントは約14秒。重さは357gで、カラーはDuo BeigeとDuo Blueの2色です。

Pal 2とLink WIDE 2は同じ日に発売されるので、「撮るカメラ」と「刷るプリンター」を分けてそろえるのも新しい選び方です。発売の詳細はinstax Pal 2の発売を伝えたMARUMIE MAGAZINEの記事でも紹介しています。
チェキをきれいに残すコツと基礎知識
気温に気をつける
チェキのフィルムは温度の影響を受けます。instax mini 12の取扱説明書では、使用温度範囲を+5〜+40℃としています。真夏の車内や冬の屋外に置きっぱなしにするのは避けましょう。instax公式マガジンでは、寒い日は出てきたフィルムをポケットなどで温めることがすすめられています。
フィルムは涼しい場所に保管する
フィルムは涼しい場所で保管し、極端な高温や低温に置いた場合は常温になじませてから撮影するよう、取扱説明書でも案内されています。旅行で使うときは、高温になる場所にカメラごと置かないよう注意しましょう✈️
「チェキ」と「instax」は同じシリーズ
チェキは、富士フイルムのインスタントカメラの愛称。製品のブランド名はinstaxで、海外でもinstaxの名前で販売されています。フィルムの大きさごとにmini、SQUARE、WIDEのシリーズがあり、本体とフィルムのシリーズを合わせて使います。
写真は18層のフィルムでできている
instax公式サイトの技術紹介によると、チェキのフィルムは18層の構造。撮影したあと、層の中で化学反応が進んで、その場で写真が浮かび上がります。
チェキの写真に興味が出てきたら、instax mini 13の発表を伝えた記事や、40周年を迎えた写ルンですの新モデルの記事もあわせてどうぞ。写真を「刷る」をテーマにした東京カメラ部の写真展の記事も紹介しています。
よくある質問
Q. 初めてのチェキはどれがいい?
A. 撮ってすぐ1枚を楽しみたいなら、2026年4月発売のinstax mini 13がおすすめです。明るさの自動調整とセルフタイマーがあり、フィルムも手に入りやすいminiサイズです。
Q. チェキのフィルム代は1枚いくら?
A. 富士フイルム公式通販の税込価格(10月5日時点)では、instax miniが10枚入り990円で、1枚あたり約99円です。販売店によって価格は異なります。
Q. スマホの写真をチェキにできる?
A. できます。instax mini Link 3やinstax mini Link+などのスマホプリンターを使えば、スマホの写真をチェキのフィルムに印刷できます。
Q. instax Pal 2だけでプリントできる?
A. できません。instax Pal 2は本体にプリント機能がないため、Linkシリーズなどのプリンターや、プリントできるハイブリッド機と組み合わせて使います。
まとめ:2026年のチェキは「撮り方」で選ぶ
- すぐ1枚ならアナログ、厳選して刷るならハイブリッド、スマホの写真を形にするならプリンター
- フィルムはmini・SQUARE・WIDEの3サイズ。1枚あたりの価格と大きさで選ぶ
- 2026年はフィルムと一部の本体が値上げ。買う前に販売店の最新価格を確認する
新しいチェキで撮った写真をもっとおしゃれに見せたい人は、MARUMIE MAGAZINEの秋冬トレンドの記事も参考に、服の色もそろえてみてください✨

