自分のプロフィールを見返したとき、写真の色がばらばらで「なんだかまとまらない」と悩んだことはありませんか。2026年6月にはInstagramにグリッドの並べ替え機能が加わり、投稿したあとでも並び順を整えられるようになりました。総務省が2026年6月に公表した調査では、20代のInstagram利用率は82.6%と全年代で最も高く、プロフィールを見て「どんな人か」を知る機会はますます増えています📱
この記事では、フィードに統一感を出すための色の決め方を、色彩の考え方とInstagram・Adobeの公式情報をもとに整理しました。内容は2026年10月25日時点の情報です。
フィードの統一感は「色相・彩度・明るさ」の3つで決まる
色は、色み(色相)、鮮やかさ(彩度)、明るさの3つの要素で表せます。日本色彩研究所が開発した色の体系PCCSでは、明るさと鮮やかさを組み合わせた色の調子を「トーン」と呼び、24の色相と12のトーンで色を整理しています。
フィードの統一感も、この3つで考えるとわかりやすくなります。MARUMIE編集部の整理では、次のとおりです。
- 色相をそろえる:写真ごとに「暖色寄り」「寒色寄り」がばらばらにならないよう、どちらかに寄せる
- 彩度をそろえる:鮮やかな写真とくすんだ写真を混ぜず、鮮やかさの度合いを近づける
- 明るさをそろえる:明るい写真と暗い写真が交互に並ばないよう、全体の明るさを近づける

注目したいのは、3つ全部を完璧にそろえる必要はないこと。たとえば色相だけを暖色に寄せれば、被写体がカフェでも街でも服でも、並べたときにまとまって見えやすくなります。
MARUMIEの色彩視点:まず「暖色か寒色か」を決める
最初に決めたいのが、フィード全体の色温度です。色温度は光の色を表す指標で、単位はK(ケルビン)。コニカミノルタの解説では、赤みを帯びた白から青みを帯びた白までを数値で表すものとされています。
身近な例が照明の色です。パナソニックの解説では、電球色が2700〜3000K、温白色が3500K、昼白色が5000K、昼光色が6200〜6500Kで、数値が高いほど青みがかり、低いほどオレンジがかって見えるとしています。
写真の編集でも同じ考え方が使えます。暖色寄りなら電球色のような温かいオレンジ、寒色寄りなら昼光色のようなすっきりした青みを、フィード全体の基準にするのがMARUMIE編集部の提案です。
- 暖色寄りのフィード:カフェ、秋冬のニット、夕方の街並みと相性がよい
- 寒色寄りのフィード:海や空、白い壁、ガラスや金属の小物と相性がよい
- メインカラーは1色、サブカラーは2色まで:ベージュ×ブラウン×白、ブルー×グレー×白のように決めておく
カフェの電球の下とお昼の窓際で写真の色が違って見える理由は、カフェ写真の撮り方ガイドでもくわしく紹介しています。
縦長のグリッドに合わせて撮る・切り抜く
Instagramのプロフィールは、2025年1月に正方形から縦長のグリッドに変わりました。Instagramの責任者アダム・モセリ氏は、Threadsの投稿で、投稿される写真や動画の多くが縦向きになっていて、縦長のほうがそれらをよく見せられることを理由に挙げています。2026年10月25日時点でWeb版のプロフィールを確認すると、グリッドの1枠は縦横比3:4で表示されていました(MARUMIE編集部調べ)。
正方形の時代の「白いフチをつけて正方形にそろえる」方法は、縦長の枠では余白が目立ちやすくなります。縦長のグリッドに合わせるなら、次の点を意識してみてください。
- 写真は縦向きで撮る:グリッドの縦長の枠にそのまま収まりやすい
- 主役は真ん中に置く:グリッドで小さく表示されても、何の写真かが伝わりやすい
- 投稿したらプロフィールを開いて、グリッドでの見え方を確かめる
なお、Instagramのヘルプセンターでは、写真は横幅1080ピクセルまでの、できるだけ高い画質でアップロードされると案内しています。
Instagramの編集機能で色をそろえる
特別なアプリを使わなくても、Instagramの編集機能だけで色はそろえられます。Instagramのヘルプセンターでは、写真の編集で「明るさ」「コントラスト」「暖かさ」「彩度」「ハイライト」「シャドウ」などを調整できると案内しています。
色相・彩度・明るさの3つの基準に当てはめると、動かす項目は次のとおりです。
- 色相(暖色か寒色か):「暖かさ」。プラスでオレンジ寄り、マイナスで青寄りになる
- 彩度:「彩度」。下げるとくすんだ落ち着いた色、上げると鮮やかな色になる
- 明るさ:「明るさ」と「ハイライト」「シャドウ」。MARUMIE編集部の提案は、明るい部分よりも暗い部分の明るさを先にそろえること
ポイントは、毎回同じ方向に、同じくらいの量だけ動かすこと。「暖かさを少しプラス、彩度を少しマイナス」のように自分のルールをメモしておくと、撮った日や場所が違っても色が近づきます。フィルターを使う場合も、同じフィルターを同じ強さで使うのがMARUMIE編集部の提案です。
ストーリーズの文字や余白の整え方は、インスタストーリーのおしゃれな加工術にまとめています。
Lightroomのプリセットで同じ色を毎回再現する
色のルールを毎回手で再現するのが大変なら、編集アプリのプリセット(編集内容の保存)が便利です。
Adobe Lightroom(モバイル版)
Adobeの公式ページでは、モバイル版のLightroomはプリセットと基本的な編集ツールを無料で使えると案内しています。色の調整のヘルプによると、主な機能は次のとおりです。
- ホワイトバランス:「色温度」で暖かさ・冷たさ、「色かぶり補正」で緑からマゼンタの色みを調整
- カラーミックス:色ごとに色相・彩度・輝度を調整できる。たとえば「オレンジだけ彩度を下げる」といった細かい調整ができる
- カラーグレーディング:シャドウ・中間調・ハイライトのそれぞれに色をのせられる
一度作った編集をプリセットとして保存すれば、次の写真にも同じ色を1タップで当てられます。有料のLightroomプランは、公式ページで月々1,480円(税込、年間プラン・月々払い)と案内されています。
VSCO
写真の加工アプリとして知られるVSCOは、無料のStarterプランでも15種類のプリセットが使えると公式サイトで案内しています。編集の手順を保存できる「レシピ」機能を使うと、同じ加工を繰り返し使えます(無料プランで保存できるレシピは1つまで)。
Edits(動画も投稿する人に)
リールの動画も同じ色でそろえたい人は、Metaが2025年4月に公開した、Instagramのアカウントで使える動画編集アプリEditsもチェックしておきたいところ。2026年4月の1周年の発表では、より高度な色の調整機能を今後追加する予定が示されています。
並べ替え機能とアクセシビリティで仕上げる
2026年6月、Instagramは公式のThreadsアカウントで、グリッドの並べ替え機能が使えるようになったと発表しました。色の違う写真が続いてしまったときも、投稿を削除せずに並び順を入れ替えられます。
並べ替えるときは、次の順で考えるのがMARUMIE編集部の提案です。
1. 明るさが近い写真を同じ行にそろえる
2. メインカラーの写真を、横3枚・縦3枚のなかに均等に散らす
3. 色の強い写真は1行に1枚まで
また、Instagramには写真の内容を音声などで伝える代替テキストの仕組みもあります。Instagramのヘルプセンターでは、視覚に障がいのある人のために、物体認識の技術で写真の内容を説明する自動の代替テキストがあると案内しています。色で世界観を作るほど、写真の中身を言葉でも伝える工夫をしておくと、より多くの人に届きます。
よくある質問
統一感を出すには何色にそろえればいい?
メインカラー1色とサブカラー2色の、合わせて3色を目安に決めるのがMARUMIE編集部のおすすめです。迷ったら、まず暖色寄りか寒色寄りかだけを決めてみてください。
フィルターは毎回同じものを使うべき?
統一感を優先するなら、同じフィルターを同じ強さで使うのが近道です。写真によって色が変わりすぎる場合は、Instagramの「暖かさ」や「彩度」で微調整しましょう。
過去の投稿の色がばらばらでもやり直せる?
グリッドの並べ替え機能を使えば、投稿を削除しなくても並び順を変えられます。色の近い写真どうしを近くに並べるだけでも、印象はまとまります。
加工しすぎないコツは?
肌や食べ物の色が不自然になっていないかを確認することです。Lightroomのカラーミックスなら、オレンジなど特定の色だけを調整できるので、全体の色を変えすぎずに済みます。
まとめ
- フィードの統一感は、色相・彩度・明るさの3つをそろえると作りやすい。まずは暖色か寒色かを決める
- 縦長になったグリッドに合わせて、写真は縦向きで撮り、主役は真ん中に置く
- Instagramの「暖かさ」「彩度」「明るさ」を同じ方向に動かすか、Lightroomのプリセットで同じ色を再現し、最後は並べ替え機能で整える
色のルールが決まったら、撮り方も見直してみてください✨ スマホでの撮り方のコツは、スマホ写真の撮り方ガイドで紹介しています。
