カレンダーが残り2枚になると、そろそろ気になり始めるのが年末の大掃除。2026年の冬至は12月22日、京都の西本願寺では毎年12月20日に「御煤払い」が行われ、年の瀬の行事が続きます🧹
大掃除は「どこから手をつけるか」で、かかる時間も気分も変わります。この記事では、MARUMIE編集部が国立天文台の暦要項、メーカー公式の掃除の手順、国民生活センターや東京消防庁の注意情報をもとに、大掃除の順番を3つのステップに整理しました。風水の考え方は、楽しみ方の一つとして紹介します。内容は2026年10月24日時点の情報です。
大掃除の順番は「時期・順番・安全」の3ステップで決める
大掃除を気持ちよく進めるポイントは、MARUMIE編集部の整理では次の3つです。
- 時期:暦の行事や自分の予定から、始める日と終える日を決める
- 順番:不用品を先に手放し、上から下・奥から手前へ進めて、最後に玄関で仕上げる
- 安全:洗剤を混ぜない、高い所は一人で無理をしない、自分でやらない場所を決める

風水の考え方を紹介する本では、部屋別のインテリアや収納・掃除のポイント、玄関や水まわりのルール、空間を浄化する方法などが取り上げられています(例:李家幽竹さんのインテリア風水の本(ダイヤモンド社、2018年))。MARUMIEでは、こうした考え方を「掃除を前向きに進めるきっかけ」として取り入れるのがおすすめです。
ステップ1:時期|暦の行事から「始める日」と「終える日」を決める
12月13日は「正月事始め」とされる日
年末に家を清める「煤払い」は、年神を迎える前に家をきれいにする行事とされています。年神を迎える準備を始める「事始め」の日は地域や文献によって違い、12月8日とする地域もあれば、12月13日とする地域もあります。
ライオンの公式noteでは、江戸城で旧暦12月13日に行われていた煤払いの行事が、庶民に年末の大掃除が広まるきっかけになったと紹介しています。
2026年の御煤払いと冬至
京都では、東本願寺と西本願寺がそれぞれ12月20日に「お煤払い」「御煤払い」を行います。京都市観光協会の京都観光Naviによると、2026年の西本願寺の御煤払いは12月20日(日)の7時ごろから御影堂で行われ、参拝は自由です。東本願寺のお煤払いは同じ12月20日の9時からで、阿弥陀堂と御影堂の畳を割り竹でたたき、大うちわでほこりをあおぎ出します。
国立天文台の暦要項によると、2026年の冬至は12月22日5時50分です。年内の吉日を手帳に書き込みたい人は、2027年の開運日カレンダーもあわせてチェックしてみてください。
みんなはいつ大掃除をしている?
ダスキンの調査(2024年1月、全国の20歳以上4,160人)では、2023年末に大掃除をした人は52.6%。実施した日は12月30日が34.5%で最も多く、12月29日が31.7%、12月28日が18.8%でした。1日あたりの時間は「2〜3時間」が最も多い回答でした。
クロス・マーケティングの調査(2025年11月、20〜69歳1,100人)では、大掃除をする人は71.3%で、時期を決めている人では「12月中」が最も多い回答でした。
ここからはMARUMIE編集部の提案です。年末の数日に詰め込むより、12月13日ごろに不用品の整理を始め、冬至のころまでに水回りを、仕事納めのあとに玄関を、と分けると無理なく進められます。
ステップ2:順番|上から下・奥から手前、最後に玄関
メーカー公式の基本の順番
パナソニックの大掃除の解説では、最初に不用品を処分して作業する場所をつくり、「上から下」「奥から手前」に進めて、最後は玄関へほこりを掃き出す流れが紹介されています。場所の順番は、水回り→キッチン→各部屋のほこり→床→玄関です。
アイリスオーヤマの解説も「内から外・上から下・奥から手前」を基本とし、時間のかかる場所から始めて、つけ置きの待ち時間を別の場所に使うことを勧めています。
水回り:つけ置きの時間をうまく使う
花王のお風呂掃除の基本では、浴室も「上から下へ」が基本です。目より高い場所には洗剤を直接スプレーせず、スポンジに含ませて洗うこと、カビ取り剤を使うときは換気して、眼鏡・手袋・マスクを着けることが勧められています。
キッチンのレンジフードは、花王の解説によると、電源プラグを抜いてから部品を外し、約40℃のぬるま湯に1〜2時間つけ置きします。アルミ製品は2時間以上つけないこと、外し方は取扱説明書で確かめることも書かれています。
各部屋と窓:自分でやる範囲を決める
ダイキンの解説では、エアコンで自分で掃除してよいのはフィルター、前面パネル、フラップ、室外機の表面までとされています。内部に洗浄スプレーを使うと、水漏れや故障、発火のおそれがあるとしています。
網戸は、LIXILの解説によると、外して室内側の面を下にして洗うのが基本です。窓を外すときは、YKK APの解説のとおり必ず2人以上で行い、はずれ止めを元に戻しましょう。
玄関:最後に仕上げる場所
玄関はほこりを最後に掃き出す場所なので、順番の最後に回すと二度手間になりません。風水の考え方では、玄関は運の入口として大切にされる場所。たたきを掃いて、ドアノブを拭いたら、新しい年を迎える準備の完成です✨
部屋の空気を整えるなら、秋の部屋の乾燥対策もあわせて見直してみてください。
ステップ3:安全|洗剤を混ぜない、高い所は一人で無理をしない
塩素系と酸性タイプは混ぜない
国民生活センターの発表(2026年3月)によると、塩素系の洗剤は、酸性タイプの洗剤やエタノールと混ざると塩素ガスが発生します。浴室で塩素系のスプレーと酸性の洗浄剤を続けて使った試験では、数分で塩素ガスが16ppmを超えました。排水口のトラップに洗剤が残っている場合があるとして、使用後は十分に水を流し、別の洗剤を続けて使わないよう呼びかけています。
塩素系の洗剤は単独で使い、換気をして、使ったあとは十分に水で流しましょう。
12月は掃除中の事故が多い
東京消防庁によると、掃除中の事故による救急搬送は令和6年に928人で、令和2年から6年の5年間では4,268人。月別では12月が最も多く、事故の種類は「ころぶ」が4割以上、「落ちる」が2割以上を占めています。
国民生活センターは、脚立やはしごが関係する事故458件のうち433件が転落だったとして、まず脚立を使わない方法を考えること、一人で作業しないこと、「あと少し」で無理をしないことを呼びかけています。
掃除用品の新作2026|カビとトイレの掃除に
2026年秋に発売された掃除用品から、メーカーの発表で内容を確認できた2品を紹介します。
リンレイ「ウルトラハードクリーナー カビ用ジェルスプレー」

リンレイ「ウルトラハードクリーナー カビ用ジェルスプレー」は、480mLでオープン価格。リンレイの発表によると、2026年9月24日に発売されました。塩素系のカビ取り剤なので、酸性タイプの洗剤などと混ぜないこと、目より高い位置に使わないことが公式ページで注意されています。
花王「トイレマジックリン こすらずスッキリ泡パック ウッディアロマの香り」

花王「トイレマジックリン こすらずスッキリ泡パック」に、ウッディアロマの香りが2026年10月3日に登場しました。花王の発表によると、本体は300mlで、つめかえ用は660mlと1080mlです。
捨てるもの|年末のごみ出しは「受付の締め切り」から逆算する
ステップ2のとおり、大掃除は不用品を手放すところから始まります。ここで気をつけたいのは、年末年始のごみの収集日と、粗大ごみの受付の締め切りです。たとえば新宿区では、2025年度の年末年始は12月31日から1月3日まで収集が休みで、粗大ごみの電話受付は12月28日から休止していました。日程は自治体によって違うので、12月に入ったら住んでいる地域の告知を確認しましょう。
- エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、家電リサイクル法の対象です。購入した店などに引き取りを依頼し、購入店が分からない場合は自治体の案内を確認しましょう
- リチウムイオン電池が入った製品は、NITEによると、ごみに混ざると発火の原因になります。表示を確かめて、ほかのごみと分けて出しましょう
- 着なくなった服は、環境省のサステナブルファッションのページでも、古着の回収に出すことなどが勧められています
ここからはMARUMIE編集部の提案です。風水の本では、ものの捨て方も取り上げられています。迷うものは無理に捨てず、「来年の今ごろまでに使わなかったら手放す」と決めて箱にまとめておくと、気持ちよく年を越せます🎍
よくある質問
大掃除はいつから始めればいい?
決まりはありませんが、12月13日は正月事始めとされ、年末の準備を始める日の目安にされています。ダスキンの調査では12月30日に大掃除をした人が最も多く、MARUMIE編集部の提案としては、12月13日ごろから場所を分けて進めるのがおすすめです。
大掃除はどこから始めるのがいい?
パナソニックの解説では、まず不用品を処分してから、水回り→キッチン→各部屋のほこり→床→玄関の順に進めることが勧められています。上から下、奥から手前が基本です。
風水で玄関を最後にするのはなぜ?
掃除の手順では、奥から手前に進めて最後に玄関へほこりを掃き出すため、玄関を最後にすると二度手間になりません。風水の考え方では玄関は運の入口とされるので、仕上げに整える場所としても楽しめます。
洗剤を2種類使うときの注意は?
国民生活センターは、塩素系の洗剤を酸性タイプの洗剤などと混ぜると塩素ガスが発生するとしています。塩素系は単独で使い、次の洗剤を使う前に十分に水で流しましょう。
まとめ:大掃除の順番は「時期・順番・安全」の3ステップで
- 時期:12月13日の正月事始めや冬至(2026年は12月22日)を目安に、始める日と終える日を決める
- 順番:不用品を先に手放し、水回り→キッチン→各部屋→床→玄関の順に、上から下・奥から手前へ
- 安全:塩素系の洗剤は単独で使い、脚立は一人で使わない
新しい年の干支は2027年の干支・丁未の解説、吉日は2027年の開運日カレンダーで確認して、すっきりした部屋で新年を迎えてください🍊



